Da-iceの花村想太さんの、別プロジェクトのバンド「ナチュラルラグ」が徐々に人気を出しています。
バンドが始動したと同時に発売されたアルバムの中に、「蜃気楼」という曲のMVが、なんとも上手い青春ストーリーになっています。
蜃気楼のMV動画のストーリーについて、探っていきます。
ナチュラルラグ「蜃気楼」とは?
「蜃気楼」という曲は、2020年1月22日に発売の「ナチュラルストーリー」に収録されている曲になります。
そのMVがこちら
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花村想太さんは、ナチュラルラグというバンド名にあるように、ナチュラル(自然な)+ラグ(ズレ)を大切に思えるように曲を作っていきたいと言っています。
今回のMV動画の内容も自然なズレにつなげている、爽やかな青春ストーリーです。
このMV動画のストーリー
(MVストーリー)
気になる女の子がいる男子高校生が主人公。
イヤホンをつけて登校。
好きな女の子が気になって、何度も彼女に話しかけたい想いを伝えようか、自分の中で迷っています。
ある時、放課後に、好きな女の子が別の男子から告白されているシーンを目撃してしまいます。
主人公も気持ちがおさえれず、好きな女の子を屋上まで引っ張て連れ出してしまうという大胆な展開。
そして屋上で二人は見つめ合い微笑みます。
しかし、ナチュラルラグの曲が終わると、最後は、イヤホンをつけ音楽を聴いてる女の子(男の子に連れてこられた)が屋上に一人いるだけ。
女の子がつけていたイヤホンは、男の子がつけてたイヤホンと同じ。
最後のシーンは切なさも感じます。
上手く最後の展開にズレを狙ったストーリーなのでは?
と思いました。
最後は意味深な展開
(気になるズレポイント)
・実はすべて女の子側の妄想ストーリー
・男子側が主人公と見させる視聴者への、ずらし技
全て女の子の妄想なので、男の子が「蜃気楼」となる展開。
曲も爽やかでいいのですが、花村想太さんがバンド名として掲げている狙いが、うまく反映されたMVです。
自分にとっては特別なことでも、
相手にとっては普通のこと。
そんな恋愛の“あるあるラグ”を歌詞にしました。
誰しもが感じたことのあるこのラグをせつなくも明るい爽やかなメロディで包みました。
きっと聴いて下さった皆さんと僕とのラグもあるかと思いますが、心を込めて書いたので一足早く1番だけ聴いていただけると嬉しいです。引用:ナタリー
メインがこっちと思わせて、実はこっちと
まさしく、「ズレ」を体験できるMVとなっていました。
今後のMVもこのような仕掛けづくりがされるのか、気になるところです。