ルフィ強盗事件でフィリピンで収容されていた渡辺容疑者ら4人が送還され事件の解明が急がれています。
今回の強盗事件の主格犯が海外から指示していたという驚きもあると思いますが、容疑者らは既に収容されていたところが気になる方もいるのではないでしょうか。
今回の事件がニュースに取り上げられ日本全国に広まるまでに、同様の事件は過去から起こっていました。
ルフィ強盗事件で明らかになるまでどのよう経緯があったのか調べてみました。
渡辺優樹は、なぜフィリピンで収容されていた?
容疑者の渡辺優樹がフィリピンに収容されていたのは、過去にも特殊詐欺をおこなっていたからです。
タイとフィリピンを拠点に詐欺をしていたとされています。
渡辺容疑者の詐欺歴
2017年8月~12月 | 仲間と共謀しキャッシュカードだまし取りの疑い |
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2017年12月 | 渡辺容疑者の仲間らがタイへ現金を輸送中逮捕(現金3600万) |
2019年11月 | 渡辺容疑者の女が現金輸送中逮捕(現金3億円) |
2020年2月以降 | 渡部容疑者の仲間らが逮捕 |
2021年4月 | 現地フィリピンで拘束される |
海外から日本国内の仲間と共謀し、2017年~23年にまで仲間が逮捕されても詐欺を続けていたということがわかります。
渡辺優樹の詐欺被害額がヤバい
渡辺容疑者のグループがフィリピンに拠点を移してからも詐欺を続け、18年11月~20年6月の1年半の間だけでも、60億円以上の被害金額に上ります。
タイを拠点していた頃を含めるとさらに金額は伸びますね。
容疑者の渡辺優樹は日本国内仲間を使って「口座から現金が不正に引き出されている」と噓をいい高齢者らのキャッシュカードをだまし取る手法を使っていました。
タイからフィリピンに拠点を変更すると廃業したホテルを買い、いくつかのアジトを作り仲間を呼び規模を拡大させたようです。
かけ子や出し子など渡辺容疑者グループのメンバーは70人以上を超えており過去に逮捕されています。
ルフィ強盗事件とも合わせると逮捕200人です。
2021年4月にフィリピンで収容されてからも、今回の闇バイトを使った強盗を続けているのでそこまでしてなぜ犯罪を続けるのか疑問に思います。
仲間の数や被害金額合わせるとヤクザ顔負けの組織規模ということもあり、ルフィ強盗事件の深刻さが再認識されます。