雑学

凪良ゆうの「流浪の月」のあらすじや感想も調査!(ネタばれあり)

凪良ゆうの「流浪の月」のあらすじや感想も調査!(ネタばれあり)

10年以上もボーイズラブ(BL)の小説を書き続けていた「凪良ゆう」さんが2020年の本屋大賞を一般文芸作品で受賞しました。

今回の大賞で、広く知られた作家の凪良ゆうさんですが、ボーイズラブ作家の一般小説がどういうものか気になる人もいるのではないでしょうか。

大賞を受賞した「流浪の月」をまとめてみました。

 

 

凪良ゆうの「流浪の月」のあらすじ

凪良ゆうの「流浪の月」のあらすじや感想も調査!(ネタばれあり)

物語は、一人の少女が主人公(更紗)です。

更紗は小学生の頃に、大学生の青年(文)によって誘拐され約2か月、家に監禁されるという事件を経験します。
(実際は、家に帰れない少女が、公園で青年に出会い二人はひょんなことから「被害者」と「加害者」とされてしまう。)

 

事件によって有名になってしまった彼女の半生を描いた物語となっています。

 

・ロリコンの男性に囚われたかわいそうな女の子の話?
・監禁されて男に恋愛感情が生まれまさかの展開の話?

 

などストーリーを想像しがちですが、実際のストーリーを知るといい意味で裏切られてしまいます。

 

主人公の更紗は、もともと奔放な家庭で育ったせいか、すごく柔軟な考え方を持っています。

浮世離れしてる家で育ち父の死後、母親は男と消えてしまい伯母の家に行くことになった主人公。

彼女には周りには言えない事情(従兄弟から性的虐待)もありました。

更紗の日課は、唯一自分の居場所である公園で読書をすることでした。

同じく大学生の男の子(文)が同じく向かいのベンチでよく読書をしていました。

ある雨が降り始めた日に、大学生の文が傘を差しだし、うちに来ないかと更紗を誘い、二人の不可思議な運命が動き出します。

警察に引き離されるまでの2か月の2人がどういう感情ですごしたのか。

 

主人公の女の子を誘拐し監禁した罪を着せられた大学生の男の子(文)は医療少年院に入り、その後は実家の離れで母親に監視されながら暮らし、30代でカフェを開きます。


主人公(更紗)はファミレスで働きながら男性と同棲しますが、その男性はDV癖を持っていたのです。

更紗は文のもとへ逃げ、文のマンションの隣の部屋に住むことになり再び再会する二人の展開に注目です。

若かった二人と成長した二人のストーリー。
未だに消えない世間の目。

 

この作品は6章からなっていて主人公の更紗視点が中心になりながらも時々、大学生の文の視点にも切り替わる描かれ方をしています。

二人の視点を行き来し二人の距離や、不思議な関係を感じる物語です。

 

 

主人公の女性(更紗)

凪良ゆうの「流浪の月」のあらすじや感想も調査!(ネタばれあり)

主人公の女の子の名前は、更紗。

常識にとらわれないタイプの両親のもと、愛され育てられました。

しかし、父親が亡くなってしまい母も去り、今までと全く違う価値観、そして叔母の家にいることになり従兄弟から性的虐待を受ける中で、自分を殺して生きなければいけなくなりました。

一方、男性の名前は、文。

エリートの家庭に生まれ優秀な兄と比較されながら育てられた文。

こうじゃないとだめだという価値観しかない親がすごく嫌いだった。

 

さらに、文は成長して行くにつれ、第二次性徴がなく、小児性愛者となり、周りの友達との違いに気づき、自分のことを家族にも友達にも隠して過ごすようになります。

そんな二人が出会い、一緒に過ごす空間は、自分でいられる安心感と信頼関係へと発展します。

更紗は監禁(実際は守ってもらってる)されていますが、特に変な身体の関係もなく、他者に理解してもらうことは不可能でした。

 


 

大学生の男の子(文)

男の子の名前は、文。

エリートの家庭に生まれ優秀な兄と比較されながら育てられた文。

こうじゃないとだめだという価値観しかない親がすごく嫌いだった。

さらに、文は成長して行くにつれ、第二次性徴がなく、小児性愛者となり、周りの友達との違いに気づき、自分のことを家族にも友達にも隠して過ごすようになります。

そして二人の不可思議な関係

そんな二人が出会い、一緒に過ごす空間は、自分でいられる安心感と信頼関係へと発展します。


更紗は監禁(実際は守ってもらってる)されていますが、特に変な身体の関係もなく、他者に理解してもらうことは不可能でした。





読んだ人の感想や反応は?

読んでいるかたの反応を調べていました。

参った。色んな思いが胸の中に溢れてしまって、却って言葉が出てこなくなってしまう感じだよ。この二人の生き辛さ、読むのが苦しくて堪らなくなる。誰しも自分が自分らしく存在できる居場所を求めているのに。それすら諦めてしまっていた、悲しい。世の人たちはそんな二人の本当の思いに気づくことはない。「この二人は出会うべきではなかった」と言い放つだろう。でも。事実と真実は違う。ラスト一行「どこへ流れていこうと、ぼくはもう、ひとりではないのだから」「愛」と安易な言葉一つでくくれない深い魂の結びつきがそこにはある。

まったくおかしくないよと言いたい。あまりにも応援したい。

事実と真実は違う。本書を読んでこの言葉が胸に残りました。世の中で起きている事件などの事実を見ると、自分なりに解釈して納得した気分になるけれど、真実は当事者でなければわからない。主人公の更紗と文の関係も本人たちにしかわからない。読んでて非常にもどかしく思いました。文章はとても読みやすく、情景なども浮かんでさらさら読めました。読後は重い?辛い?切ない?しっくり来る言葉が思いつかないけれど、余韻が残る物語でした。

凪良ゆうの「流浪の月」まとめ

今回は、本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの「流浪の月」を紹介しました。

読んだ感想としては、感情をえぐられたような、かき乱されたような言葉にできないものが、こみ上げてきます。

 

でも読んですごくいいと思える傑作なので大賞になったのも納得です。

表紙のアイスも最初はおしゃれに見えますが、読んだ後は何とも言えなさをうっ伝えるような、感じさせるような、意味があったのかと思ってしまいます。

凪良ゆうさんの次回作が気になります。

 

最近いい本がないなぁと思っている方はぜひ、手に取ってみてください。