2022年5月13日に公開映画「シン・ウルトラマン」にカラータイマーがついていないと、公開前から注目されています。
沢山の方が知っているウルトラマンといえば、3分間で戦って帰っていくヒーローだと思います。
しかし、ウルトラマンというものがデザインされた当時、カラータイマーはついていないことがわかりました。
今回の映画「シンウルトラマン」は、カラータイマーがないことで3分以上戦えるのかも気になるところ。
この記事では、カラータイマーがない理由を調査してみました。
シンウルトラマンにカラータイマーがない理由
初代ウルトラマンのデザインを手掛けていた
芸術家の成田亨さんの本来の描きたかったウルトラマンを再現している
ということと関係しているようです。
ウルトラマンにはカラータイマーがついていません。
当時、ウルトラマンが放送される前にも成田亨さんは、個人作品としてウルトラマンを描いていました。
初期ウルトラマンのデザイン。
(参照:成田亨『特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版』P25) pic.twitter.com/kAgeC106TB— 本ノ猪 (@honnoinosisi555) December 13, 2021
個人作品として、作品名に著作キャラクター名を冠さないでウルトラマンや怪獣を描いたこともある。その際のウルトラマンにカラータイマーは存在しない。
引用元:Wikipedia
【バックナンバー】2月26日はウルトラマンをデザインした彫刻家成田亨さんの命日です。
ウルトラマン秘話 彫刻家成田亨が過ごした尼崎
(上)→https://t.co/IpyGNRIlZj
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成田亨さんはカラータイマーを嫌っていたようで、プロダクションの企画案で後々ついてしまったようです。
『真実と正義と美の化身』と成田氏が当時から後年にかけて描いていた様々なウルトラマンのイメージを踏襲し融合し再構成させた新たな体表のライン。
成田氏が監修した、佐々木明氏制作によるマスク。
成田氏が望んだ、古谷敏氏の体型データをベースとした体躯。
成田氏が望まなかった、眼の部分に覗き穴を入れない。
成田氏が望まなかった、スーツ着脱用ファスナーに伴う背鰭を付けない。
そして、成田氏が望まなかった、カラータイマーを付けない。と、いう作業を行った結果が今回のデザインです。
引用:Mantan Web
今回の映画「シン・ウルトラマン」は、成田亨さんの意志を引き継いだ映画製作となるようです。
カラータイマーの本当の意味
本来なら付けたくなかったカラータイマーですが・・・
カラータイマーが後々ついてしまった理由には、
・子供たちにウルトラマンが弱っているのを目で見てもわかるようするため
ウルトラマンの特徴の一つであるカラータイマーは、子供にも視覚的にわかりやすくウルトラマンが弱っていることを示すためのギミックとして、円谷特技プロ文芸部の発案で追加されたが、デザイン段階では存在せず成田も、それを大変嫌っていた。
引用:Wikipedia
映画「シン・ウルトラマン」では、3分という縛りがなくなることで、
どういう戦い方をするのか。
がとても気になるところ。
幅広い世代で認識されているカラータイマーがあるウルトラマンと比較しながら、「シン・ウルトラマンを見るのも見どころの一つですね。
まとめ:シン・ウルトラマンにカラータイマーがない理由は?
今回は映画「シン・ウルトラマン」のカラータイマーがついていないについてまとめました。
・カラータイマーがないのは、ウルトラマンの生みの親(成田亨氏)の原点のウルトラマンを再現している
・カラータイマーを付けることを嫌っていた
・ついた理由は、子供たちにわかりやすく弱っているウルトラマンを見せるため
カラータイマーがなくなったウルトラマンがどのように戦闘するかすごく気になります。
まだ情報の公開が少ない「シン・ウルトラマン」ですが、映画は間違いなく原点と新しさが混ざった楽しみがあるのではないでしょうか。