2021年3月5日、映画館とディズニープラスで同時公開予定の映画「ラーヤと龍の王国」。
今までのディズニー映画では見られなかった新しいヒロイン像、壮大なスケールは、公開前から期待大です。
先に30分だけ本編を見た記者からは素晴らしいと、大絶賛。
ディズニー最新作のこの映画を注目している人もいるのではないでしょうか。
そこで、公開が待てない人のために、「ラーヤと龍の王国」のあらすじとネタバレもご紹介します。
目次
「ラーヤと龍の王国」のあらすじ
①聖なる龍に守られていた王国が悪者に襲われ危なくなった
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②聖なる龍が王国を守るが力尽きる
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➂500年後、王国は再び悪者の脅威に。
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④龍がいなくなって困っていたところ、龍の一族ラーヤ(主人公)が立ち上がる
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⑤ラーヤは伝説の龍を蘇らせようとするが得るべきものは別の物だった
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あらすじ ><過去>
はるか昔、クワマンドラ王国は聖なる龍によって守られていました。
しかし王国は悪しきものの手によって襲われ、存続の危機に…。王国を救ったのは、聖なる龍でした。
しかし王国を守った竜は力尽き、命を落とします。王国を守る龍は、もういません。
やがて王国民からは、
「信じる心」が消えてしまいます。
<現在>
500年後、王国は再び悪しき者の脅威にさらされることに…。
今こそ、人々が団結して立ち向かわなければいけません。しかし、「信じる心」を失った王国に立ち向かう力はありません。悪しき者の手に落ちるのも時間の問題。
そんな中で唯一立ち上がったのが、女戦士のラーヤ。
ラーヤは聖龍の力が宿る「龍の石」を守る一族の出身です。
しかし今は父親を亡くし、人を信じる心も失ってしまいました。唯一信じられるのは、相棒アルマジロのトゥクトゥクのみ。
<未来>
彼女が目指すのは、伝説の聖龍シス。聖龍シスが蘇れば、世界は救われます。
しかし本当に得るべきものはシスではなく、別の所にありました。
それはラーヤの心の中に。
予告動画からの考察
予告編から「ラーヤと龍の王国」がどんなあらすじになるのか、考察してみます。
を発表されている予告映像から分析してみました。
・映画の舞台は?
ディズニー映画初の東南アジア
映画の舞台となるのは、クワマンドラ王国という架空の王国ですが、モデルは東南アジア地域となっています。
ディズニー映画は過去に、アジアを舞台にした映画を製作したことがあります。
しかし東南アジア圏が舞台になるのは、「ラーヤと龍の王国」が初めて。
東南アジアの世界観をディズニーはどう表現されるのか、今から楽しみです。
・ラーヤと戦っていた仮面の男の正体は?
予告編では少女時代のラーヤが、仮面の男と戦うシーンがある。
ラーヤと仮面の男が戦った場所は、青く光る何かがおさめられた場所です。
幾重にも罠が張り巡らされているのが確認できるため、部外者完全立ち入り禁止であるがわかります。
仮面の男は青く光る何かの前に立ちふさがり、ラーヤと戦います。
青く光り輝く物が龍の石だとすると、
つまり、「ラーヤの親族」である可能性が高いです。
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同じ一族であるとする根拠は、仮面の男が持っていた波状の剣です。剣は大人になったラーヤが持っていた剣と、全く同じ。
剣は、東南アジアで広く使われているクリスにそっくりです。クリスは武器として使う場合もありますが、同時に先祖代々受け継がれる宝になります。
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同じ一族なら、戦わず直接渡した方が手っ取り早いもの。
なぜわざわざ戦うのか、全体のストーリーから考えられるのは、ラーヤに試練が課せられたからなのではと予想。
なお龍の石の守護者になるには、試練をパスしなければいけません。
試練をパスするために、ラーヤは必死で戦闘訓練を受けて来たのでしょう。
ディズニー映画で「戦うヒロイン」は過去に何人か登場しましたが、小さい頃から訓練をしてきた女性ヒロインは、ラーヤが初です。
・少女時代と大人になったラーヤ
予告編で注目したいのは、
少女時代のラーヤと大人になったラーヤの「違い」
・少女のラーヤは権力者
・大人のラーヤ孤独な人物
少女時代のラーヤは、権力者だった父親らしき人と共にいる姿が確認できます。
他の国民より高い位置にいたので、それなりの権力者であったのは間違いないでしょう。
ラーヤは、新たなディズニー・プリンセスになるかもしれません。
一方大人ラーヤは、1人と1匹で砂漠を旅する孤独な人物。
顔つきはとても険しく、相当な覚悟を持って旅をしていることを感じさせます。
今までのディズニーヒロインは、「自由になりたい」という思いで行動に移しました。
しかし、ラーヤの場合は「自由になりたい」以上に強い信念があってのことでしょう。
信念を持つきっかけが何かわかれば、「ラーヤと龍の王国」の全貌が見えてくるかもしれません。
ラーヤの声は誰?
ラーヤ役を務めるのは、ケリー・マリー・トランです。
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」で、整備士役を演じました。出身はアメリカですが、両親はベトナム育ちです。
なおネットニュースでは「ディズニーヒロインを東南アジア系女優が務めるのは初」と出ていますが、半分正解で半分間違い。
ケリー・マリー・トランは
「ディズニーヒロインの吹き替えを担当した東南アジア系女優」では、実質2人目。
一人目は、29年前の映画「アラジン」のヒロイン・ジャスミンの歌声を担当した、フィリピン出身女優リア・サロンガ。
セリフに関しては、アメリカ人女優が担当しています。
しかし「ディズニーヒロインの“セリフ”の吹き替えを全般担当した女優」としては、間違いなく初の東南アジア系女優と言えるでしょう。
「ラーヤと龍の王国」の監督と脚本紹介
「ラーヤと龍の王国」を監督するのは、
脚本を担当するのは、
ドン・ホールは「ターザン」「ベイマックス」といった、アクションが強めの映画を担当してきました。
カルロス・ロペス・エストラーダは、映画「ブラインドスポッティング」を監督した人物です。
下手に扱えば重くなるテーマを軽快に描いた手腕は、お見事の一言。
一流のアクションと一流のドラマを作らせれば、彼らの右に出る者はいないでしょう。
アデル・リムは出演者全員アジア系の映画「クレイジー・リッチ」の脚本を担当しました。
ちなみに映画「クレイジー・リッチ」にはシス役のオークワフィナも登場しております。
まとめ:「ラーヤと龍の王国」のあらすじとネタバレ
・戦う女性ヒロインのラーヤの物語
・映画の舞台は東南アジア
・主人公ラーヤの心の変化が映画のポイントにもなる
・ラーヤ役はケリー・マリー・トラン
・監督の特性からもアクションとドラマ性が映える映画化もしれない
「ラーヤと龍の王国」の映画公開は、日米同時です。
映画公開を楽しみにしているのは、世界も同じ。
ラーヤが困難を突き進み成長する姿を一緒に体験しましょう。