実在するのではと感じるほどのリアル感を出している3DCGの「saya」をご存知でしょうか?
バーチャルが実在の世界と合わさるとなにか違和感が出ます。
そんなsayaの作り手はだれなのか。
その違和感を感じさせない不気味の谷ってなにかを探っていきます。
バーチャルアイドル「saya」ってなに?
まるで実在するかのような女子高生「saya」
全てCG技術によって生み出されているバーチャル美少女です。
年齢は、17歳。
このsayaを生み出したのは、3DCGアーティストの石川晃之さんと友香さんです。
このお二人は夫婦でのアーティストで「TELYUKA(テルユカ)」として活動されています。
<テルユカ>
石川晃之さんと友香さん夫婦からなるCGアーティスト・ディレクター。ムービー制作やキャラ関連のデーター制作に携わり、国内外問わずプロジェクトをフリーランスで活動。
プライベートでは、飲み物も二人でシェアするほどおしどり夫婦。
凹凸の少ない「日本人の若い女の子」を違和感なくCGで表現するのは、難易度が高く、だからこそ挑戦のし甲斐があると、徹底的に手書きで色合いを重ね再構築したと言われています。
服装部分も型紙から切り出し作り込んでいるとのこと。
2015年にCGWORLD大賞でノミネートや、ミスiD2018で「ぼっちが世界を変える」賞などそのほかメディアでも話題になりました。
ミスiDとは・・・
「新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子」を探す、講談社が主催するオーディション。歴代受賞には、玉城ティナさんやイラストレーターの水野しずさんなど、個性派アイドルがいます。
3D美少女sayaの登場によって表現の可能性が広がりそうな気がしますね。
不気味の谷ってなに?
人間の心理現象の一つで、ロボットが人間らしくなるにつれて好感的になるが、ある時点で突然嫌悪感に変わるという現象。
今までヒト型のCGでつくられたものやロボットをみた時、リアルだと思う反面、なにか違和感や奇妙に似た感情を感じたりした経験はありませんか。
この感情をグラフで表すと、右肩上がりに上昇していた気持ちが、ある時点で谷のようにU字にさがってしまい谷のようにへこむ
その体験が不気味の谷現象だと言われています。
不気味の谷を越えたsaya
3D美少女の「saya」は、不気味の谷現象を感じさせない、まさしく超えたと言えるバーチャルアイドルです。
動きや表情に違和感を全く感じない自然な仕上がりに出来ていて、本物の可愛い女の子という印象です。
ペイントソフトを使って一から手描き制作をしたそうです。
バーチャルアイドル「saya」まとめ
今回は3DCGのバーチャル美少女sayaについて紹介しました。
あまりのリアルさで不覚にもカワイイと思ってしまった人もいるのではないでしょうか。
たしかに今までAIは作られてきましたが、動きのカクカクさや表情にロボットさがあるものに比べ、sayaはその域を超えている感がスゴイです。
ここまでリアルさを実現できると、アニメで出てくる近未来の世界も夢じゃないように思えてしまいます。